司法試験失権者が、予備試験を地方で独学受験やってみた。そして受かった。

予備試験を、東京から遠く離れた地方で、予備校の答練を使用せずに勉強して受験。勉強を中心に日々、思うことを思うことを綴っていきます。(2017年予備試験 論文は合格まで2点足りず。)

司法試験、短答式試験結果

司法試験が終了して、早くも一か月が経過して、短答式試験の結果も成績も出たという、今日この頃です。

 

私は、短答式試験は、一予備試験合格者として、

もう受かったものとして、今の勉強を進めています。

勉強といっても、法律はそこそこであって、主に、英語と、純文学系の読書です。

試験日まで、ずっと我慢していたものなので、楽しい。

やりたい事を精一杯できる時期がある、というのも、だいじだな、と思います。

 

また、これからも、少しずつ、近況を報告しよう、と思います。

司法試験、短答式試験結果

司法試験が終了して、早くも一か月が経過して、短答式試験の結果も成績も出たという、今日この頃です。

 

私は、短答式試験は、一予備試験合格者として、

もう受かったものとして、今の勉強を進めています。

勉強といっても、法律はそこそこであって、主に、英語と、純文学系の読書です。

試験日まで、ずっと我慢していたものなので、楽しい。

やりたい事を精一杯できる時期がある、というのも、だいじだな、と思います。

 

また、これからも、少しずつ、近況を報告しておこう、と思います。

司法試験、全ての日程を終

マイドーム大阪で、全ての試験を受け終わりました。

もう、何というか、受け終えた事自体が奇跡、という感じです。

もっと言ってしまうと、こうして、自分が生きていること自体が奇跡です。

 

会場の雰囲気が、今まで感じたことないほど、いや昔落ちた時に強く感じたほど、モヤッと、いうか、クラッとしていました。

試験中、皆が、テンパっているのが、伝わってきました。

 

こういう空気に飲み込まれてはならない、と必死に頭をフル回転させました。

何とか全ての答案を書ききることができました。

試験前は、速攻で再現答案を作成して、アップする等と考えておりましたが、全くその気が湧いてきません。

 

試験で、全て出し尽くした感があります。

刑事訴訟法が、自信ないです。

短答式試験は、ザッと自己採点したところ、何とかなりそうです。

ただ、足切りのみならず、総合点にも加算されるので、安心は出来ないな、と思います。

それにしても、二日目くらいに、マイドーム大阪の三階会場で、廊下で大声で泣きわめいている人いませんでしたか?

私は、部屋の中にいたので、人の姿は見ていませんが、一体誰がどういう状態だったのか、と思いました。

 

誰か知っている人いたら、教えて下さい。

 

 

 

最近の勉強 過去問以外の参考書

久しぶりの更新。

今月、なぜか二月十五日に、閲覧数が多くなっていました。

皆、そんなにバレンタインを気にするのか。

どちらかと言うと、男性側が、すごく気にしている感がある。

世間の煽りかな。

大衆心理は、大体間違っている、という考えのもとで生きている私には、あまり関係ないかな。

雑談が、長くなりました。

さて、最近は、刑法事例演習教材と、事例研究会社法をやっています。

 

事例研究会社法は、基本問題と応用問題の差があってビックリ。

でも、基本問題が、既視感ある問題ばかりで、そこから応用問題への離陸、という点で、勉強しやすい。さすが、という感じ。

 

そして、刑法、事例演習教材。

事例の題名が、なかなか面白いな、と今更ながら思う。

そして、問題も、それなりに深いものの、事例が適度に短いため、一つの論点、判例をしっかり理解できる感じが良い。

 

倒産法は、事例問題を二周やったものの、あまり自信が出ず。

 

 

 

 

最近の勉強

ひたすら、倒産法の問題集を解く。

時々、刑法の事例演習教材。

倒産法、結構きつい。

でも面白い。

これからも、頑張らねば。

予備校の、予備試験合格者懇親会に参加してから、良い刺激を受けて、勉強熱心になりました。

なお、これからは、更新が滞る予定です。

口述試験 民事 メモ

とりあえず、民事の口述再現もアップします。メモ程度で、悪しからず。

そのうち、気が向いたら、詳細を記事にするかもしれません。

 

 

入室後、副査、主査の存在を確認。雰囲気をつかむ、裁判官、という感じ。

 

着席し、主査の顔を見る。

頭脳明晰な感じで、裁量が多そうな感じ。

 

主査、事案の説明に入る。

目の前に、オモテ面を向けられたパネルがあり、聞けば良いのか、パネルを読めば良いのか、はたまた両方すれば良いのか分からず戸惑う。

両方して、聞くだけでよかった場合には損害が大きすぎるので、パネルの事例は関係ないのか、聞く。

 

主査、全く動じず、パネルの事案を説明するので、と説明。

 

請求の趣旨、訴訟物を答えさせる。

その後、訴状送達後相手が死亡した場合はどうなるか、聞く。

私は、事案を勘違いして訴状の補正と言う。

主査は説明をし直す。

私は、訴訟は係属しているので訴えの変更か…、ともたつく。

主査、全く動じず、私の答えを聞き直す。訴訟係属後に相手方当事者が死亡した場合には…、と誘導。

私、思い直して、当然承継、という。

主査、うなづく。この場合、原告弁護士はどんな措置が必要か、聞く。

私、全く思いつかず焦る。

訴訟承継、と適当に言う。

主査、うん、訴訟を承継させるのに何が必要か、と問う。

私、訴訟参加、と、これまた適当に答える。

主査、惜しい、と一言。

私、(クイズみたいになってきたぞ、と思いつつ)訴訟告知ではないですし、…、と言って時間稼ぎ。暗に、降参していることをほのめかす。

主査、(軽くスルーする感じで)訴訟告知ではないね。…受継、が考えられるね。

私、(勢いよく)はい、受継です。

主査、(気を取り直して)次、今度はY側の弁護人としての主張を考える。

Y側に、パネル裏面のような事情があったとYは主張している。

Y側は、どんな抗弁をすべきか。

私、まず、売買契約の抗弁

主査、うん、売買契約の…、抗弁?

私、いえ、売買契約に基づく所有権喪失の抗弁

主査、うん、じゃあ売買契約の存在を証明するにあたって、この場合、売買契約の契約書はないんだよね。証拠方法として何が考えられる。

私、契約当事者がいますので、相手方契約当事者のAを証人として尋問します。

副査が、ごくごく軽く頷いている。

主査、うん、でも本件の場合はAが死亡しているね

私、はい。 では、契約に立ち会った近親者がいる場合には、その近親者を証人として尋問します。

副査、頷いている。

主査、うん、そうだね、他には。

私、はい。山間部での売買での土地売買において契約書作らないことが珍しくないので、近隣の土地の売買契約の当事者が考えられます。

主査、頷く

副査、深く頷く

(「君、やるじゃないか」という感じ。さらに言うと「今日は珍しく冴えてるね、ワトソン君」という感じ)

主査、なるほどね。それはどういう証拠方法

私、近隣の土地の売買契約者に、「自分らも契約書を作っていない」と、証人として言ってもらう

主査、うん、「自分らも、土地の売買をしたけれど、契約書など作っていないよ」と。

(喋るの、早っ)

主査、(何か思いついた、というような表情で)それは、訴訟でのどういう段階での主張となる

私、契約書を作らなかったから売買がない、という相手の反論に対する、再反論です。

主査、そうだね、契約書が無いから売買契約が無かったという反論に対しての、契約書がないことが不相当では無く、売買契約が無いことの理由にはならないとの主張。

(これまた、喋るの早っ)

主査、他の抗弁は

私、時効取得の抗弁

主査、うん、時効取得の…抗弁

私、時効取得に基づく所有権喪失の抗弁

主査、うん、では、時効取得を主張するにあたってYが主張立証すべき事実は

私、要件ではなくて、請求原因事実ですか

主査、再度質問を言う

私、(自信満々の大きな声で)Yの20年前の本件土地の占有、20年後の本件土地の占有、Yが時効援用の意思表示をしたこと、です。

主査、副査、頷く

主査、はい、じゃあこの場合にはXとしては、どういう反論をする

私、所有の意思をもって、と言えないのではないか、ということで…、他主占有…事情!(キマッター)

主査 (全く動じず)うん、他主占有事情として、どんなことを主張する

私 はい、固定資産税を払っていないこと。

主査 うん、固定資産税を払っていないね。でも本件では固定資産税はそもそもかからないね。

私、(ミスった)あ、…はい。

私、Yは、実際には占有をしていないのではないか、と…。(パネルを見つつ、建材が置いてあると確認する。完全に時間稼ぎだ)

主査、副査、一斉にパネルを覗き込む

主査、うん、この場合には、建材を置いて占有しているね。他には。

私  売買契約が無かったため、所有の意思を欠く、ということで…契約書が無く口頭で契約しているのみであること…。

主査、うん、他には。

私 えっと…契約しておきながら、口頭だけで済ませて放っておいている…。

主査、うん…、登記が売主Aのままになっている、ということは考えられませんか

私(力強く)はい、登記をAのままにしていること、がいえます。

(図をまたいでからの、一番下の行に、登記について書かれてある。この瞬間、初めてその一行を把握)

主査、じゃあ次、今度は逆の立場で考えて

(主査、楽しそう〜。私は、この状況楽しめません、すみません。)

主査、Y側は、他主占有事情を否定するために、どういう主張をする

私、はい、YはAと古くからの友人であって契約書を作らないことが、不自然では無いこと

主査、副査頷く

主査、うん、他には。

私、(特に思いつかず、軽く拷問が始まった気持ちになる。しかも、さっきよりキツイ。パネルに書いてあること一部を読む)

YはAとの間で口約束で済ますことを互いに合意している…

(自分、適当だなぁ、パネルに書いてあるの読んでいるだけじゃん。でも、なぜか副査、主査が頷いている)

主査、うん、他には

私、他には…(完全に降参のオーラを漂わせる)

主査、うん、YはAとの間で口約束で契約するということをしており、こういうことはその山間部での土地の売買においてはめずらしくないこと、という事がいえませんか。

私、はい、言えます。

(何それ、パネルに書いてある事、そのまま読み上げただけじゃん。そんなんで良かったのか)

主査、はい、ではこれで終わりです。お疲れ様でした。

私、はい、ありがとうございました。

(えっ…もう終わり?法曹倫理は? どっちかの日で必ず聞かれるって聞いていたから、 直前に体育館で必死に見ていたのに。まさかの時間切れ、でも無さそうだし。)

私、失礼致します

主査、副査の雰囲気を確認。私に対して、可もなく不可もなく、という感じ。

さらに、こんな1番目の受験生に、体力、知力、時間をまだ消費するわけにはいかない、という意識が見てとれた。

口述試験 1日目 (刑事ー刑事訴訟法)

口述試験直後に書いた、下記の記事を公開します。

考えてみれば、主査の方御本人に読まれているかもしれないんですよね。

そう考えると、すごく恥ずかしい。でも、受験生のために、とりあえず公開します。

 

 

主査「じゃあ、次ね。パネルを裏返してください。AはVに対する恐喝罪で訴えられた。そして、証人としてCを証人尋問することになった。Cは、そのパネルに書いてあるように、証言することになった。Aの「昨日、Vに対して『ぶっ殺すぞ』と言った」こと自体を要証事実とする場合、Cの供述は、刑法上の伝聞証拠にあたりますか。」

私(伝聞証拠か、よく分からんな。「自体」という言葉からしてAの供述内容は真実性の対象でない、と考えられるから…)

(ゆっくりと考えながら、という感じの口調で)「Aの供述自体を真実性の対象としているので…伝聞証拠には、あたる」

副査が、その瞬間、険しい表情で、明確に首をかしげる。これまで、終始頷いておられたのに、明らかに態度が豹変している。まだ容姿は分からないがその雰囲気は十分に伝わる。私は、撤回すべきだということを即座に察知。

主査(特に動じず)「うん、じゃあ伝聞証拠の定義は」 

私(即座に返す。正確性より、相手との意思疎通)「その…供述内容が要証事実とな

っているもの、です」

主査「伝聞法則の趣旨は」

私「又聞きというのは真実性に疑いがありますので…、供述証拠は知覚記憶表現叙述の間に誤りが介在するおそれがあるので、それを反対尋問によって是正する必要があるから、です」(後半の発言、早っ。論文での吐き出しじゃんか。主査副査共に、この点については無反応)

主査「うん、じゃあこの場合、Aの発言について、反対尋問で是正できる?」(私が、「しまった。自分間違っていた」という感じで痛い表情で頷くと、副査も軽く頷く。)

私「AはCに対して言っていますので…」

主査「いや、Cに言っていない。Aは〇〇〇〇と言った、と言ったのをVは聞いた」

私「はい、この場合、Aの記憶が介在していますので、Aの発言を反対尋問で吟味することはできない。そのため、伝聞証拠にはあたりません」

主査「うん」

(やや穏やかな表情で)「じゃあ、次、また全然別の事例ね。AとBは共同被告人として訴えられた。二人は別個の裁判で審理され、同じ裁判官が担当した。ここで、Bの裁判が先に終了した。その後、その裁判官はAの裁判について審理できる?余談排除の問題とか考えられますが」

私(この場合、予断排除は問題とならないはず)「Aの裁判は、できる、と思います」

副査は軽くうなづく。

主査「できる…理由は」(ほくそ笑んでおられる。『まさか君、二択で、たまたま当たった、とかじゃないだろうな。そんなんでここまでこれたなら悪運が強すぎるぞ』という感じだろうか。フワリ、とした雰囲気で理由を聞く)

私「予断排除は、同一裁判において問題となるものなので…(副査が、深く頷くのが視界に入る)異なる裁判においては証拠が違うため、問題とならない」

主査「証拠資料が異なるから、予断排除は問題ない、と」

主査が副査に話を振る。

ここで、初めて私は副査の顔を確認する。なんて、聡明な表情なのだ、と感動する。

副査(快活な口調で)「緊張していますか」

私「はい」(もちろん)

副査「緊張しすぎると、自分の考えがまとまらないので良くないですよ」

私(なんて、知性と人間愛にあふれたお方なのだろう。これほどの人を、私は未だかつて見たことがない。俗世間での私の普段の生活では、滅多にお目にかかれない人だ。こんな人が、この世の中に存在しているなんて)「はい」

副査「犯罪が成立するためには、結局、何と何と何が必要?」

私(一瞬、手続きのことかと、ポカンとする)「実体法上ですか」

副査「うん、実体法上」

私「構成要件、違法性、責任」(覇気のない返答)

副査「うん、もっと自信もって」

私「はい、すいません」

副査「それで、さっきの社会通念上うんぬん、といった話は、どの問題」

私「違法性です」

副査「違法性ね。そこんとこ、さっき、混乱していたね」

私「はい」

副査「それで、今回の恐喝の事件では、行為の態様が問題となるんだけれど、それは何の問題。恐喝の行為だから…」

私「構成要件です」

副査「うん、じゃあ交付した金銭については」

私「違法性…」

副査(顔が険しくなり)「損害だから」

私「構成要件です」(ヤバい。軽く拷問が始まった。帰りたい。死にたい。でも踏ん張る。)

副査「今回、Vは、お金を借りたことすら否定して拒んでいるんだよ。このまま放っておくと、Aはお金を返還されないよ。」

私「はい、この場合、債務者の拒む態度との相関関係で、行為が社会通念上相当かどうかが決せられます。この場合には、Aが強く言っていますので、社会通念上相当性を欠くと言えます」

副査「社会通念上の相当性はどうやって判断する」

私「はい、債務者の支払い拒否の態度との関係で、債権回収が…、やりすぎかどうか」

副査「(ちょっと笑って)まぁ簡単にいうと、そうだね。本件では、どの部分が、社会通念上相当性を欠く」

私「ぶっ殺すぞ、と言っており、(副査が頷くのを確認し)…慰謝料として5万円を要求して、…(この瞬間、副査の表情が険しくなる)いる…」

副査「うん、(この時、何かいろいろ説明されたが失念する)

慰謝料の要求は関係ないね」

私「はい、やはり『ぶっ殺すぞ』、という発言がトリガーとなって、お金を交付させていますので、やはりこの発言が社会通念上相当性を欠くと言えます」

(トリガーという言葉にお二方とも反応せず。自分としては、結構自分の感覚に近い表現をしたんだけどな。そう言えば昔、刑事訴訟法の学者が、「論文では、できるだけカタカナの表現は使うな」と言っていた。今回も、ウケが良くなかったか。まさかトリガーの私の発音がなまっていて、トリガーの意味が通じていないとか。)

(副査の、社会通念上の話を、私が聞いている際、主査が私の様子をうかがっているのが、何となく雰囲気で分かる。「本当にこの子、分かっているんだろうなぁ!?運だけでここまできたんじゃないだろうなぁ?」という感じ)

 

副査「うん、ぶっ殺すぞ、という発言が、この事案ではやりすぎである、と」

私「はい」

副査(主査と見合わせ、充実感の漂う表情で)「では、これで終了します。お疲れ様でした」

私「ありがとうございました」

(立ってから、再度前を向いて)「失礼、致します」

副査(こちらの様子をしっかり把握しているようで)「(軽く)はい」

  

私、ドアを閉める。中からは何も聞こえず。