田舎について
このブログのタイトルにもある、「田舎」について考えてみました。
都会の人が、移住する「田舎」、と地方で生まれ育った人が地元のことを呼称する「田舎」とは、程度の差こそあれ、違うなと思います。
前者の方は、虫や雑草に日々気分を害され、最寄り駅まで遠く、交通機関の利用がほぼ無理である、というイメージです。
他方、後者の場合、オフィスビルが立ち並ぶ場所ではない、という程度であり、最寄り駅を使って、通勤、通学が可能です。
私の地元は後者の方で、交通機関を使って、通勤、通学に加えて、栄えている場所に行くことは十分可能です。
そう考えると、私の地元は「田舎」ではなくて「地方」なんじゃないかな、と最近思います。
六年ほど前、ある弁護士さんが、「司法修習先を選ぶ際、地方と言ったら、東京と大阪以外全てです」と言っていたのが印象的でした。
その感覚が、最近分かってきました。
東京に近い関東でも、田舎である場所は多くあります。
もっと言うと、東京、大阪でも田舎である場所はある、と実際に行った経験から思います。
昔は、田舎でいるのが嫌で仕方がなかったけれど、田舎ではなくて全国に数多ある地方の一つなのだ、と分かり、嫌悪感は無くなりました。
私が地元を田舎であると思っていたのは、テレビの中の大都会と比べていたからなのだと思います。
また、地方でもネットや本等のお陰で、都会と変わらぬ満足感は得られるなぁ、と最近実感しています。
何より、都会生活で培ったサバイバル精神がありますから。