既婚と未婚について
最近、既婚と未婚について思うことがあります。
私が、既婚か未婚か、という問題は置いといて、です。
高校、大学生の頃には、結婚したら、一つの人生が終わる、と思っていました。
また、結婚している大人を見て、あぁ、この人達はもう自分の人生を諦めたんだなぁ、と思っていました。
結婚したら、孤独から免れるかわりに、自分の楽しみを半永久的に奪われる、と思っていたのです。
またそれは、女性も男性もそうだと思っていました。
しかし、最近自分が大人になって年月が経ち、昔とは異なる考えをするようになりました。
まず思うのは、結婚しても、孤独には変わりない、ということです。
誰かと一緒にいても、他人同士である以上、完全に分かりあえるわけではありません。
それなのに、結婚という体裁にしがみついて自分の気持ちをごまかし続ける人は、
孤独感にさいなまれるばかりか、空虚な人生に身を投じることになると思わずにはいられません。
そして真に豊かな人生を歩んでいく人は、結婚しても自分を高める努力を怠らず、結婚後も自分の成すべきことから充実感を得られるのだと思います。
今の社会は、結婚するかしないかで人の価値観を分ける傾向にあるけれど、
私はそこに大きな価値観の隔たりは無いのでは、と思うのです。
既婚でむなしい気持ちになる人、未婚で充実した生活をおくる人。
何事も、自分しだいだな、と思っています。