予備試験を地方で独学受験やってみた。そして受かった。

予備試験を、東京から遠く離れた地方で、予備校の答練を使用せずしました。

夏の夕焼け

今日の七時過ぎ頃、外に出ると、私は空に迎えられました。
 
そこには、水色と朱色が淡くなりながらも決して混ざりあわず、共存しているのです。
それによって壮大な絵画が出来上がっていました。
 
そして、それは多くの傑作がそうであるように、絵画だけの域におさまらず、詞を語り旋律を奏で、私に向かって生きる喜びを見せてくれるのです。
 
 
近くにいた、帰宅途中と思われる人達も、この瞬間を味わっているのだと思うと、彼らに対して、自然と親近感が湧いてきました。
 
見ず知らずの人達と、雄大な自然に身をささげる、この瞬間を共有している。
 
何だかこの感じ、病み付きになりそうです。
 
 
時間の流れが不思議であった、中学生の頃の気持ちになっていました。
 
そうした気持ちにより、たとえ一瞬であれ、ものすごい栄養を吸収した気分になりました。
 
また、会う瞬間まで、そう思いながら私は空に別れを告げました。
 
 
気まぐれでありながら、必ず私の期待以上の姿で私を迎えてくれる。
私は揺るぎない希望を与えられていました。