予備試験を地方で独学受験やってみた。そして受かった。

予備試験を、東京から遠く離れた地方で、予備校の答練を使用せずしました。

自然の掟

空を見ると、見事なグラデーションになっていました。
 
子供の頃、雨の境目はどこか、などとよく考えました。
しかし、そのようなことは自然界においては語るに値しないのだ、とこのような景色を見ていると思い知らされます。
 
自然界では、人工の世界のように、体の半分は雨で、もう半分は晴れ、という状態は存在しないのです。
 
そのような明確な区別は、人工の世界においてのみ存在するのです。
 
自然界では、雨も晴れも、一つの繋がりなのです。
 
 
以前、養老先生(東大医学部卒の解剖学者)は著書の中で、田園などの事を、我々人間の一部である、と語っておられました。
また、そのことを若い人に言ってもあまり分かっていないようだ、とも語っておられました。
 
私は、普段は個人主義的な人間で、雑草等の自然を厄介なもの、と見なしているところがあります。
 
ただ、今回のような景色を目にすると、たとえ一時的であれ養老先生の言葉と自分の考えが一致していると思わざるを得ません。
 
そして、雨も晴れも一つの繋がりであるように、私も自然と、どこかで繋がっていたいな、と思うのです。