「事例から考える民法」に衝撃。今年の予備試験の民法に類似する問題有り。
ここ数日、「事例から考える民法」の問題を解いていて、衝撃を受けたものがありました。
事例2の問題が、今年の予備試験の民法に似ている。
もちろん、問題そのものではないけれど、考え方のヒントになるものが、相当程度書かれている、と感じました。
しかも、今年の予備試験の民法(設問1)は、かなり難しかったといわれています。(ネットの弱小媒体の情報)
私は、本番で、結構できた、と思っていたのですが、今回問題集の解説を読んで、記述が不十分であったと感じました。
また、私の答案とは異なる構成も、かなり有力であることが分かりました。
ちなみに私は、94条2項類推適用のみで論じました。
これは登記の原因となる法律行為は存在しないことを出発点として、外観を信頼して利害関係を有するに至った第三者の保護を考えました。
結局、保護要件としての無過失が無い、として、第三者は保護されない、と結論づけました。
本番では、結構手応えがあったのですが、出発点のところをもう少し詳しく論じるべきであったと思いました。
でも、答えを見るのがもったいないくらい良い問題だ、と思いました。
昨日から今日にかけて、一晩寝かせてから、再度考えましたから。
ここまで来れた自分を少しだけ褒めてあげたいです。