トム・クルーズ主演「ミッション インポッシブル ローグネイション」を見て
先日、トム・クルーズ主演「ミッション インポッシブル ローグネイション」を見ました。
アマゾンのプライム会員で、見放題の対象になっていたこと、以前から気になっていた映画であることから、
見ました。
映画の宣伝でも出てきた、トムクルーズ扮するイーサンが離陸していく飛行機に外からしがみついている、
あの有名なシーンが、なんと開始十分以内に出てきたのには、驚きました。
それ以外にも、話が急展開し、開始十分以内で
つかみは十分です。
今までのMIシリーズも見てきたのですが、今回は、今までと異なるところが結構あって新鮮でした。
まず、あの変装用マスク(他人の顔をかぶせて他人になりすますもの)が、使われません。
そして、おなじみの仲間の裏切りも、特にありません。
それはそれで、少し物足りない感じもしたのですが、機密情報を盗む、という点はやはり定石で、
しかも、それが、今までの単なるハイテクシステムではないのです。
超ハイテクシステムに、アナログで挑む、という感じもしました。
見どころは、なんといっても、トムクルーズの潜水のシーンです。ご本人も相当訓練して挑んだというシーンで、
手に汗握るシーンです。一時はどうなることか、と思いました。
ハラハラドキドキが開始から終了まで継続します。
トム・クルーズがこの映画のPRの際に、この映画のことを「ポップコーンとを食べながら見る、娯楽だよ」と
言っていたのが印象的でしたが、とてもじゃないですが、ポップコーンはおろか、何も食べたり飲んだりする気は起りません。
そのくらい、トムクルーズの一挙一動にくぎ付けになってしまいました。
そして、ヒロイン役の女性も今までの女性とかなり印象が異なっています。
まず、それほど若くない、と感じました。(今までが若すぎたのかもしれませんが)
そして、なんといってもアクションが凄いのです。こんなにアクションができる女性は、なかなかいないだろうな、と思いました。
また、同時にトムクルーズに媚びない感じが演技からも見て取れ、どことなくトムクルーズに孤独感が漂っているようでした。
トムクルーズが、この映画の撮影中に、潜水のシーンでお世話になったADの若い女性を気に入って恋人にした、というのも
ヒロイン役の女性のさっぱりした雰囲気と、無関係とは言えない気がします。
見終えた後には、すごすぎる世界から日常に帰ってきた、という感が一晩寝てもぬぐえませんでした。
そして、トムクルーズの孤独感もまた、私の心に深く刻みつけられました。
イーサンは映画の中の人物ですが、もう二十年以上も第一線で活躍し続けるトムクルーズには畏敬の念すら沸いてきます。