予備試験を地方で独学受験やってみた。そして受かった。

予備試験を、東京から遠く離れた地方で、予備校の答練を使用せずしました。

読書

最近読んでいる本

最近、気になって読んでいる本です。 学者の本だけれど、「それ、わかる〓」と共感できる箇所も多く、面白いです。美人の条件は、手足が長い、背が高い、等全て男性の特徴である、という旨の記述部分には、はっとさせられました。 また、読み進めていきたい…

ついに、KDPで「東大コンプレックス」を出版

先日、かねてより構想をねっておりました物語を本にしKindle(キンドル)で、出版しました。 題名は「東大コンプレックス」 著者名は「ノミー」です。 本はフィクションで、 都会に出て学歴コンプレックスに苛まれる女性の成長と気づきを描いた物語です。 やや…

ついに、KDPで出版

本日、ついにKDPでの本の出版手続きを終えました。現在、48時間の審査中です。 Kindleで、満を持しての、出版となります。 コンテンツ自体は、8月半ばまでには完成していたのですが、 Kindleでの出版方法を調べ、ファイルの形式を整えるのに、おもいのほ…

速読英単語(必修編)八月中旬から2回以上を回すことに成功

今日から九月に入りましたが、八月中にどうしても完了させたかったことを、完了させ、ホッとすると同時に充実感をおぼえています。 それは、「速読英単語(必修編)」を2回以上回す、ということです。 きっちり2回ではなくて「以上」が付いているのは、1…

芥川賞受賞作「乳と卵」(by川上未映子さん)を読んで

本日、芥川賞作家である川上未映子さんの芥川賞受賞作、「乳と卵」を読み終えました。 世間で、大きな賞を取った作品というものは、概してがっかりさせられることが多い中で、 この作品はなかなか面白かったです。 語り口が関西弁であるため、やや読みにくさ…

「カワイイと呼ばないで」(by潮乃ふみ)を読んで

最近、「カワイイと呼ばないで」を読みました。 これは短編集で、いろんな作品が入っていますが、どの作品にも、著者の一貫した価値観が背景にあるように思います。 それは要約すると、自身が世間において、不特定多数の「カワイイ女の子」ではなく、何か使…

最近の私小説に見られる暗さについて

私小説は、私から見て暗いと思わせるものが多いです。 その究極的なものは、太宰治の「人間失格」ではないか、と思います。 物語として、幾分かの誇張はあるとは思いますが、読んだ後、人間の闇を見たような、暗い気分にさせられます。 そして、そのような私…

芥川賞受賞「火花」(又吉直樹作)を読んで

ついに「火花」を読みました。 何か大きな賞を取った作品は、期待はずれに終わることが多い中で、「火花」はなかなか読みごたえのある作品でした。 まず、表現が凝っています。そして何より、若手芸人の下積み生活、という私が全く知らない世界が描かれてい…

速読英単語(上級編)3回目、読破

Z会の、速読英単語(上級編)の3回目を読み終えました。 当初は、1ヶ月で1回読み終えたら良いんじゃないかなぁ、という程度であったので、 自分でもよくやった、と思います。 7月4日から始めたので、1ヶ月と1週間弱で3回を回したことになります。 もち…

藤浪晋太郎モデルの小説か?「ある野球選手への思い」(「カワイイと呼ばないで」(by潮乃ふみ)内の短編)について

文芸社の新刊で「カワイイと呼ばないで」を読みました。 これは、比較的短い話を集めた、短編集です。 その中の「ある野球選手への思い」について、私は思うところがあります。 固有名詞は全く出てこないのですが、藤浪選手をモデルとして作成したのではない…

芥川賞受賞作、「異類婚姻譚」(by本谷有希子さん)を呼んで

先日、「異類婚姻譚」を読みました。 独特の世界観が出ていてなかなか面白い作品でした。 ただ、飽きっぽい私は、中盤くらいになってだんだん飽きてくるのが分かりました。 基本、私は短編しか読まないので、長い話はよっぽどのことがない限り、嫌気が差すの…

「自分メディアはこう作る」(byちきりん)を読んで

ブログ初心者の私にとって、参考になればと思い「自分メディアはこう作る」を読んでみました。 読後感としては、ノウハウという浅いものではなく、著者の人生哲学が多く詰まっているという印象をいだきました。 ちきりんさんの著書を読むのは、これが初めて…

速読英単語(上級編)、二回目の読破

七月上旬から、はじめた速読英単語(応用編)の購読の二回目が今日で完了しました。 当初は、一回どおり読みきるのに、一ヶ月かからないくらいかな、と思っていたので、予想よりも早く終わったことになります。 隙間時間を見つけて読んだりと、なかなかしん…

大江健三郎さんの「自薦短編」を読んで

私は、少なくとも小学生の頃までは、本を読まない子供でした。 そのくせ、学校で良い成績を取るための勉強だけはしっかりとしている、子供でした。 そして学校で義務付けられた日々の日記は、しっかりと書いていたことから、それを先生に褒められることもあ…

「若きウェルテルの悩み」を読み終えて

ついに、読み終えました。 薄さのわりに、中身が深く、やや難解な記述があったので、思いのほか時間がかかってしましました。 ゲーテ自身、この本について、自分のいろんな思いが含まれており、同じような本が十冊作れる、と言ったのも、うなづけます。 最後…

「若きウェルテルの悩み」(byゲーテ)第二巻を途中まで読んで

若きウェルテルの悩みの第二巻を読んでいる最中ですが、あまりにも感銘をうけた記述があったので、記事を書くことにしました。 この作品は、恋愛の話だけにとどまらない、と思っていたのですが第二巻に入って特に思いました。 自分が常に最下位にいて、他人…

「若きウェルテルの悩み」(byゲーテ)第一巻を読んで

若きウェルテルの悩みの第一巻を読み終えました。 ウェルテルが、婚約者のいるロッテに恋し、あまりに恋い焦がれるがをゆえ苦悩して、別れを告げるところで第一巻が終わります。 自殺を美化した記述は、ゲーテが82歳まで生きたことを思うとやや違和感があり…

芥川賞受賞作品「コンビニ人間」について

本日、芥川賞が発表されました。 私の読んだことのある作品も最終選考にいくつか残っていたので、どれが受賞するのかな、と少し前から関心がありました。 すると、私が一か月余り前、文芸誌で読んだ、「コンビニ人間」が、受賞していたから、驚きました。 そ…

「シャーロックホームズ最後の挨拶」(byアーサー・コナン・ドイル)を読み終わって

短編集四冊のうち、もっとも初期に書かれた「シャーロックホームズの冒険」を読んだときには、設定が完成度が高くて読みやすい、と思ったものの、話の展開がワンパターンで、一度コツをつかむと書きやすそうだな、という印象をいだきました。 おこがましいこ…

「嫌われる勇気」(アドラー心理学の本)を読んで

今年の3月に「嫌われる勇気」を読みました。 その少し前、「100分で名著」(Eテレ)でアドラー心理学が紹介されてから、ずっと読みたいと思っていたので、 本を手に入れた瞬間、「やったー」と、心の中で叫びました。 わくわくしながら読みだしたのです…

人間失格(by太宰治)を読んで

これを読んだのは、斜陽よりも前で、あらすじや構成は何となく(他の本による引用、解説等により)知っていました。 そして、本の中の「はしがき」、「あとがき」で出てくる「私」も手記の書き手である「大庭葉蔵」も筆者の考えを語る主体なのだ、という印象…

おさん(by太宰治)を読んで

「小説としての体裁を保ちつつ、自分の感性や考えを描くこと」、 その点が、太宰治の作品においては秀逸だと思うのです。 「おさん」においては物語が、女性である「私」により語られる点で一貫しています。 そして、通常ならば「私」とは筆者のことだと読者…

斜陽(by太宰治)の感想

個人的には構成力の高さを感じたのは、この作品が一番です。 最も書きやすい「私」(「かず子」という女性)を主人公としていながら、他の登場人物にも、自然と筆者の価値観が投影されているようにも思うのです。 特に、私の弟の遺書の記述においては、これ…

太宰治の作品(斜陽、人間失格、おさん、如是我聞)を読んで

以前から読みたいと思っていた、太宰治の小説、 人間失格、斜陽、おさん、如是我聞を読みました。今年の5月、6月のことです。 内容としては、その時代ならではのものがあり、すべての面で共感できるというわけではありませんでしたが、太宰治を作家・太宰…